今回はウイダー日本グランプリの設営裏話です。
Diaryに書いたとおり、前回のもてぎでの仕事は大型クレーンで大岩をセクションに置く作業がメインだったのですが、何
トンもある岩(大きいものは10トン以上ある)をワイヤーロープで吊り上げ、セクションとして面白い配置になるように位置
や角度を細かく指示しながら置いていくので、細心の注意を払わないとかなり危険な作業です。
で、作業を担当している下請け会社の作業員の方は全員ヘルメット(いわゆる“ドカヘル”です)を被っているのに、自分
たちは被っていないのは「規則違反」(作業現場ではヘルメット着用厳守、これドカ○の常識!?)だよなあ‥‥‥と、う
すうすは感じていたのですが、やはり今回、現場に入る人間は全員ヘルメットを着用するよう指示が出たようで、下請け
会社の「まさる建設」さんからドカヘルを貸与していただきました↓。
(に、似合わねぇ〜〜〜〜(^_^;))
たぶんこの日現場で作業していた中で、一番“ドカヘル姿”が似合っていない私でした。 でも、とにもかくにも安全第
一、カッコなんか気にしてる場合じゃないぞ‥‥‥それが「現場」ってものなのです。
そんな現場での大岩設置作業ですが、置いてある岩の形状を見て、どの面を下にするか、そしてどの向きでどのくらい
の角度で置くかをだいたい決めてから吊り上げるのですが、そうやって実際に置いてみると、一発でいい形状に決まる
時もあればなかなかいい感じに決まらない時もあります。
今回はなぜかなかなかいい感じに決まらなくって、何度も細かい修正を繰り返していたので初めてこの作業を担当した
作業員の方は何をやっているのかまったく意味不明だったことでしょう。
でも、何度も何度も少しずつ角度や向きを変えているうちに、ピタッとハマる時が必ずあるんですよね。 なんていうか、
岩にも表情があって、置き方によってあたかも最初からその場所にあったように自然に溶け込む瞬間があるんです。
‥‥‥そう、岩にも“魂”があるんでしょうね、きっと‥‥‥。
▲その大岩を設置するのに使用したクレーン車。
「KATO」 「74」 ‥‥‥大ちゃんの魂は永遠に‥‥‥。
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