最近は、朝起きるとまず屋上に出て富士山の見え具合を確認するのが日課となっているこの私ですが、今日は雲ひと
つない快晴で、そこそこきれいな富士山が見えていた（最高に良く見える時の70％程度の見え具合ですが）ので、とり
あえず撮っておこうと思ってカメラを取りに行き、再び屋上に出た時のことです。
西の方角から、心地良いジェットサウンドを響かせこちらに向かって飛んでくる飛行機の姿が目に飛び込んできた。
「C-1だ!!!!!」
すぐにデジカメのスイッチをオンにし、慌ててレンズを向けフォーカスが合ったのを確認してシャッターを切った一枚がこ
れ。
じつは、今日は陸上自衛隊習志野駐屯地の新年恒例行事「第１空挺団 降下訓練始め」というイベントがあり、航空自
衛隊のC-1輸送機4機が海上自衛隊下総基地に飛来する予定になっていた。そしてTWK上空はその飛行経路なので
「また見られたらいいけど、一瞬で通り過ぎてしまうので無理だろうなぁ」と思っていたのに、カメラを持って屋上に出たそ
の時にちょうど通り過ぎてくれるなんて、なんという偶然。しかも慌ててレンズを向けてなんとか間に合った一枚がこんな
ナイスショット（逆光だけど）だなんて、これはもうC-1が私に写真を撮ってもらいたかったとしか思えないような偶然
だ！？！？
C-1輸送機に関しては、昨年10月24日に原チャリで下総基地まで行って写真に収めてきたのは去年のDiary#90に書い
た（あの日の飛来目的も今日のイベントへ向けての訓練だった）けど、あれ以来すごく興味が湧いていろいろ調べてるう
ちに、この純国産の飛行機が開発段階で近隣諸国に脅威を与えないよう気を遣うあまり、中途半端な大きさや短い航
続距離となったためわずか31機で生産が打ち切られ、その後米国のC-130が導入される事になったという経緯やその
他いろいろな事実を知り、現在開発の真っ最中の後継機「C-X」の事も含めてそのうちコラムで取り上げようと思ってい
たところなのだ。
結局今日の落下傘降下お披露目は強風のため中止になったそうで、隊員の皆さんはガッカリだったと思いますが、この
写真を撮った約2時間後には出番がないまま本日の役目を終えたC-1が、再びTWK上空を通過してベース基地に戻る
姿をまたまた偶然にも撮影することができたのでした。
そういえば基地に戻って行くC-1の姿が、なんとなく寂しげに見えたのは私の気のせいでしょうか‥‥‥。
そうそう、きょうの富士山もついでに（？）アップしておきましょう。
ちょっと霞がかかっているような感じでボヤっとしてたので、モノクロームにしてコントラストを強調してみました。
最近富士山の写真がやたら多いとお思いでしょうが、私が高倍率ズームデジカメを買うことになったのは、この富士山の
美しい姿を写真に残したいと思ったことがきっかけでした。
手前に高い建物が建てられて、TWK屋上から富士山が見えなくなってしまう日もやがてやってくるかも知れません
し・・・。
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BB Diary -2006-
TWK店主・小坂政弘の活動報告ページ（バイク馬鹿日記）。
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